新卒採用で人事部が注意すべきポイント


新卒採用試験のみならず、中途採用試験でもエントリーシートを提出させる会社がありますが、ここでは新卒採用試験の場合を前提として話を進めたいと思います。

学生の個性を引き出す質問項目とは?


エントリーシートの項目については各企業が自由に質問事項を設けており、質問の数は5~10項目程度で、1項目につき字数制限をしている例も見られます。

明確な目的もなく質問事項を増やすよりは、1項目ごとにそれなりの字数を記入してもらうほうが良い結果が得られます。

時折、学生の個性を引き出そうとしているのかユニークな質問が含まれていることもあります。

そのような中で、必ず設けられているエントリーシートの「王道」とも言うべき質問事項には次のようなものです。

「学生時代に一番力を入れてきたことは何ですか?」
「当社への入社を希望している理由は何ですか?」
「入社したらやってみたいと思う業務(職種)は何ですか?」
「これだったら誰にも負けないという、あなたのセールスポイントは?」

もしエントリーシートにこれらの質問事項が全て含まれていたなら、あなたならどの項目を重視するでしょうか?  

私の場合は「学生時代に一番力を入れてきたこと」を最重要視します。

その理由は、「学生時代に一番力を入れてきたこと」は、実際に自分が行動に移し何らかの結果をもたらした「事実」だからです。

事実であるからこそ、その人の「独自性」をそこに見ることができます。

力を入れてきたことの結果の良し悪しは別として、面接試験で具体的な話を聞いてみたいと思ったなら、一度本人を呼んで、結果までのプロセス(かけた時間や費用、巻き込んだ人々等)を聞いてみましょう。

また、入社した場合、その経験を当社でどのように生かすことができるかも確認するといいでしょう。

一方、エントリーシートは完成させるまで十分な時間を取ることができます。

「当社の志望動機」や「入社したらやってみたい業務(職種)」等は、その人の単なる「思い」にしか過ぎません。

悪い見方をすれば、いかようにも作り上げることが可能です。

もしかしたら、より完璧なものとするために先輩や就職支援会社等のアドバイスを受ける方もいるでしょう。

また、筆記試験や小論文はその場で行われるため、事前準備の時間は当然ありませんが、内容がまとまりすぎていたり、綺麗すぎていると感じることが多く、その人の「独自性」がなかなか読みとりにくいのが現状です。


学歴は重視すべきか?


新卒採用の現場では、もはや当たり前のようになっているのが「学歴不問」です。

おそらく企業の採用担当者に質問しても、本音はともかく、ほとんどの方が「ウチでは学歴は採用の合否に全く関係ありません!」と回答することでしょう。

確かに私も採用担当者だったサラリーマン時代、どんなに有名な国公立大学や私大の学生であっても採用不可にしたことが数えきれないほどあります。

また、超難関大学を卒業しているのにリストラ対象となってしまった方や、一方では決して著名な大学の出身者でないにもかかわらず、会社で極めて優秀な営業成績を出し続け出世している方を間近で見てきています。

それだけでも有名大学でなければならない理由はないように思えます。

しかし、もし採用現場で合否のボーダーラインに複数名の候補者がいて、甲乙つけがたく、この中から何名かは採用したいということであれば、あなたならどうするでしょうか? 

私なら迷うことなく「学歴を重視」をして採用者を決定するでしょう。

なぜなら、難関といわれる大学に入るためにはそれなりの努力をしているはずで、しかも、きちんと結果を出したという成功体験も得ています。

有名大学に入るだけの「要領の良さ」と「計画性」があるとも言えるでしょう。
このような理由から、私は学歴を重視した採用を必ずしも否定していないのです。

 

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