組織再編税制 実務講座
平成13年度に組織再編税制が導入され、平成18年度に株式交換・移転税制が導入されるとともに、会社施行、企業結合会計・事業分離会計の導入に伴う税制の整備がなされました。
その後、平成22年度税制改正では、グループ法人税制が導入され、平成29年度税制改正では、スピンオフ税制、ブート税制及びスクイーズアウト税制が導入されるとともに、組織再編税制が大幅に見直されました。
そして、平成14年度に導入された連結納税制度も、令和2年税制改正によりグループ通算制度に移行することになりました。
このように、 過去約20年間における税制改正により、M&A・組織再編に係る税務も定着してきたように思われますが、その一方でいくつかの失敗事例・否認事例が生じるようになりました。
実際のところ、大きな案件については、複数の税理士が関与することから、未然に事故が防げたという事案も少なくありません。
失敗事例を防ぐためには、そういった未然に防げた経験を積み上げていくのが一番なのですが、 事務所の体制が整っていないと、未然に事故を防げずに、本当の失敗事例になってしまうという問題があります。
そこで、組織再編に詳しい
公認会計士・税理士
の
佐藤信祐先生に
組織再編税制について
解説していただきました
税制適格要件、みなし共同事業要件、株主課税や純資産の取り扱いなどについても解説
株式で譲渡する方式と事業を譲渡する方式の違いを様々なケースを想定しながら解説
合併、会社分割、スクイーズアウト後のM&A、非適格株式移転スキームなどの留意点を解説
子会社を整理するにあたり貸倒損失を認識し損金算入するための論点・留意点を詳しく解説
グループ通算制度を導入している企業がM&Aの実施や組織再編の際に直面する取り扱いについて解説
合同会社の資本等取引と組織再編成に焦点を当てて、合同会社に特化した実務に役立つ取り扱いを詳しく解説
M&Aにおける組織再編の失敗事例に焦点を当て、その原因と解決策を詳細に解説
組織再編税制における失敗事例のうちグループ内再編に焦点を絞り
ケアレスミスや単純なミスを防ぐための具体的な対策を解説
税制適格要件の判定における完全支配関係内の適格合併に焦点を当て具体的な論点と対策を解説
支配関係内の適格合併における税制適格要件の判定に焦点を当て具体的な対策を解説
上場会社から代理店やチェーン店の統合まで
アフターコロナ時代に共同事業を行うための適格合併を解説
企業の分割に際して必要となる税制適格要件について専門的かつ詳細に解説
組織再編(合併分割以外)における税制適格要件について包括的に解説
無対価組織再編成、二段階組織再編成における税制適格要件の判定について解説
合併や精算での欠損金の引継ぎ、欠損金の有効活用について詳しく解説
繰越欠損金の引き継ぎ制限と使用制限について実務で問題になる点を詳しく解説
合併時に見落とされがちな特定資産譲渡等損失額の損金不算入について解説
時価純資産超過額がある場合の特例や事業の移転を伴わない適格組織再編を行った場合の特例について解説
非適格組織再編における税務仕訳の際に出てくるのれんの計算や株主のみなし配当課税など解説
適格組織再編成の税務仕訳に伴う適格分割や適格合併における処理など詳しく解説
佐藤信祐事務所 公認会計士・税理士 佐藤 信祐
公認会計士第2次試験合格
明治大学経営学部経営学科卒業
朝日監査法人(現有限責任あずさ監査法人)に入社
公認会計士第3次試験合格
公認会計士登録
朝日監査法人を退職
公認会計士・税理士 勝島敏明事務所(現デロイトトーマツ税理士法人)に入所
税理士法人トーマツ(現デロイトトーマツ税理士法人)を退職
税理士登録
公認会計士・税理士 佐藤信祐事務所を開業
慶応義塾大学大学院商学研究科前期博士課程修了
慶応義塾大学大学院法学研究科前期博士課程修了
慶応義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了(博士(法学))
出版実績