現在、同じ敷地内に事務所、A工場、B工場があります。
このたび、事業再構築補助金を活用して新たにC工場を建設し、そこに大型加工機を導入する予定です(新分野展開が目的)。
また、A工場を縮小改築し、その空いたスペースに隣接する事務所を拡大改築する工事も行います(従業員増加への対応)。
このC工場の建設およびA工場の改築に伴い、工場間で機械の再配置を実施する予定です(生産の効率性を考慮)。
具体的には、A工場の機械をB工場へ移設し、さらにB工場の機械をC工場へ移設します。
この機械移設は、C工場に新たに導入する大型加工機との配置を考慮したものです。
ここで問題となるのが、各移設費用の会計処理です。
これらの費用は、取得価額に含めるべきか、それとも損金処理が可能か、どちらが適切でしょうか?
当初は、A工場縮小と事務所拡張に伴う配置換えという位置づけから損金処理が妥当かと考えていました。
しかし、新工場建設を含めた生産体制全体の再構築として捉えた場合、取得価額に含める処理が適切ではないかとも思い悩んでいます。
参考資料:
・法人税基本通達7-3-12
・法人税基本通達7-8-2
・TKC:46100628、43201265、66005731