前提として、顧問先である甲さんは建物を新築するためにA社と「施設建設契約書」を締結し、融資を受けました。その後、A社が建設会社に依頼して建物を建設しています。
問題点は以下の2点です。
① 甲さんと建築業者との間に直接の契約書が存在しないため、確定申告書に添付する書類として「施設建設契約書」を提出できるのか不明です。TAINSで調べても明確な回答は得られませんでした。
② 当該契約書には印紙が貼付されていません。A社に確認したところ、「施設建設契約書は委任状にあたり、組合員のため印紙は不要」との説明を受けました。しかし末尾に建築金額が記載されている点から、本当に課税文書に該当しないのか判断に迷っています。委任状であれば、運送業などの継続性がない場合は非課税と理解していますが、この「施設建設契約書」が委任状に該当するのか、経験がなく判断できません。