【前提条件】
・A社:ペット用リボンの製造販売業
・加工はベトナムのB社へ委託
・資本関係・役員に直接の関与はないが、A社会長の影響力がある
・従来は加工代のみで処理していたが、2021年2月頃から物価上昇や円高の影響で現地費用が増加し、加工代とは別に不足分を毎月送金している
・B社の請求書には、商品ごとの加工代明細と合計のほか、当月の借入金額と累計額も記載されている
・A社では請求内容に基づき「外注費」と「貸付金」に分けて処理。貸付累計額は6,000万円(毎月150万~400万円増加)に達している
・加工代は月額800万~1,200万円程度
【質問】
今後、B社と交渉し、現在の平均単価22円を33円(仮)に改定して外注費を引き上げ、貸付金を減らす方向で検討しています(B社が応じることを前提)。
その場合、相手からは以下の書類を受け取る予定です。
・単価改定後の請求書(単価明記)
・当月借入返済額・残高を記載した一覧表
また、自社では以下の資料を準備しようと考えています。
・単価改定の覚書
・価格改定に至った経緯を示す社内資料
① 単価が大幅に上昇し、外注費が増加する一方で貸付金が減少することになります。この場合、税務調査で問題視されないようにするため、事前にどのような対応を取っておくべきかを教えていただきたいです。
② 単価改定については、一度に大幅改定するよりも段階的に実施した方が税務リスクは小さくなるでしょうか。