前任の税理士が行っていた処理について、後任の税理士である当方が、どの程度まで確認する必要があるのかご教示ください。
今回のお客様は個人で、不動産所得について確定申告を行っています。マンションの部屋を複数所有しており、当方とお客様との間では、現時点で税務顧問契約書を締結していません。
【質問】
お客様は過去にマンションの部屋を購入しており、その際、前任の税理士が購入金額について、建物部分と土地部分に按分し、建物部分について減価償却を行う処理をしていました。
その後、前任の税理士が数年間にわたって確定申告を行い、その処理を引き継ぐ形で、現在は当方が確定申告を担当することになりました。
このような場合、後任の税理士である当方において、前任の税理士が行った建物部分と土地部分の按分が適正なものであるかどうかを、改めて確認する必要があるのでしょうか。
建物と土地の按分が誤っていた場合には、建物について計上する減価償却費の金額も変わることになり、その結果として所得金額や納税額にも影響が生じることになります。
そのため、本来であれば按分が適正かどうかを確認する必要があるのではないかとも考えていますが、できれば、前任の税理士がすでに行っている按分について、当方で改めて確認することは避けたいと考えています。
その理由としては、以下のような事情があります。
・すでに前任の税理士が建物と土地の按分を行っているにもかかわらず、なぜ後任の税理士が改めて確認する必要があるのかと、お客様から疑問を持たれる可能性があること。
・按分の適否を確認するためには、購入時の契約書等、追加の資料をお客様に集めていただく必要があり、お客様の手間や負担が増えてしまうこと。
このような事情を踏まえ、前任の税理士が行った建物・土地の按分について、後任の税理士がどの程度まで確認すべき義務があるのか、また、既存の処理を前提として確定申告を行うことが可能なのか、ご教示いただけますでしょうか。



