クライアントAの家族関係や財産状況は、以下のとおりです。
【家族関係・現在の状況】
・Aは、実家で母親Bと未婚の姉Cが同居している状況です。
・Aの父親は20年以上前に亡くなっています。
・母Bには借入金はありませんが、姉Cにはいくらかの借入金があるようです。
・実家の土地・建物は、現在BとCが居住していますが、A・B・Cの共有となっています。
・AとCは10年以上にわたって関係が悪く、現在まで連絡を取っていません。
Aは母Bに対して、「自分は財産を取得する必要はないので、実家の共有持分から自分を外してほしい。姉Cにすべて寄せてしまって構わない」と伝えています。
しかし、Bには何らかのためらいがあるようで、現時点ではAの希望どおりの手続きは実行されないままとなっています。
【Aの家族について】
・Aには、東京で生活している配偶者Dと子どもがいます。
・Dは、義母であるBとは連絡を取ることができます。
・一方で、DはCとは連絡を取ることができない状況です。
・Aの子どもも、Cとは面識がありません。
このような状況の中、Aは配偶者Dから、「何らかの事情により、義母BとAが先に亡くなり、Dと子どもだけが残された場合には、どのように対応すればよいのか」と質問を受けています。
Dとしては、特に財産を取得したいという希望はなく、できる限り相続に関する面倒な手続きを避けたいという気持ちが強い状況です。
特に、現在まったく接触のない義姉Cと連絡を取ったり、相続手続きのために関わったりすることは難しいと考えています。
【Aの財産状況】
Aの財産状況については、以下のとおりです。
・Aには事業上の借入金があります。
・一方で、預貯金などを含めると、若干のプラスとなる程度の証券等の資産を保有しています。
・Aは不動産を所有していません。
また、Dは給与所得者であり、Aの事業とはまったく関係のない別会社に勤務し、十分な給与収入を得ています。
そこで、AとBの双方が亡くなった場合に備えて、Dはあらかじめどのような準備をしておけばよいのでしょうか。
また、実際にそのような事態が発生した場合、Dがどのような手続きを行う必要があるのか、また、AからDに対して事前にどのような対応をしておくよう伝えておくべきなのかについても確認したいと考えています。
特に、AとBの死亡の順序によって、Dや子どもがどのような相続上の立場になるのか、また、DがCとの接触をできるだけ避けながら相続に対応するためには、事前にどのような準備や手続きを検討しておくべきなのか、ご教示いただけますでしょうか。



