建物の修繕費用の請求
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この書式は、建物の修繕費用の請求のひな形です。
書式の一部抜粋(本文)
通 知 書
私は、貴殿から、以下の条件で建物を賃借しております。
1 契約日 令和○年○月○日
2 物件 所 在 東京都○○区○○町○丁目○番地
種 類 居宅
家屋番号 ○番
構 造 木造瓦葺平屋造
床面積 ○○平方メートル
3 賃料 1か月○万円
4 支払期日 翌月分を毎月末日限り支払う
5 契約期間 令和○年○月○日から令和○年○月○日まで
さて、先日、○○(※破損内容)のため、貴殿に対して修繕工事を実施されるよう再三にわたって申し入れておりました。
ところが、現在に至るも貴殿による修繕がなされませんでしたので、私の方で○○万円の費用を支出して修繕致しました。
したがいまして、私は貴殿に対し、本書面をもって当該修繕費用○○万円を請求したしますので、本書面到達後1週間以内に以下の振込口座に振り込む方法によりお支払い下さい。
(振込口座)
○○銀行○○支店 普通 ○○○○○○
○○○○
東京都○○区○○町○丁目○番○号
○○○○ 殿
令和○年○月○日
書式内で注意すべきポイント
注1 本通知書は、賃借していた建物が破損したため、貸主に対して建物の修繕を請求したものの、貸主が修繕を行わなかったので、自ら費用を支出して修繕を行った場合に、右修繕にかかった費用を貸主に対して請求する際の文例である。
注2 貸主は、修繕しなければ建物を通常通り使用できなくなるような場合、これを修繕する義務を負う(民法606条1項)。借主がかかる修繕費用を負担した場合には、借主は、貸主に対して直ちにその支出した必要費を請求することができる(608条1項)。もっとも、特約により修繕費用が借主負担とされている場合には、修繕費用の請求は認められない。
注3 賃貸借契約の内容を記載する。記載の方法としては、本文例の他に以下のような記載が考えられる。
例)「私は、貴殿から、令和○年○月○日、東京都○○区○○町○丁目○番地所在の建物(家屋番号:○番、種類:居宅、構造:木造瓦葺平屋造、床面積:○○平方メートル)を賃料1か月○万円で賃借しております。」
注4 破損部分や修繕の必要性を具体的に記載する。
注5 必要費として支出した金額を明記する。
注6 ・・・・・
注7 ・・・・・