売上を増やすために、新サービスの展開を考えています。しかし、その展開の仕方や最初の顧客獲得が難しいです。
何かよいヒントやアドバイスをお願いします。
【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
http://www.eguro-cpa.com/
起業をしたばかりの会社や、既存にない新しいサービスを立ち上げた時は、どうやって最初のお客様に買っていただけるか頭を悩ませることでしょう。
そのような時は、「フロントエンド商材」と「バックエンド商材」の組み合わせなども有効な手段の一つです。
街を歩いていると、新規開店のコーヒーショップが試飲コーヒーを配っていたり、飲食店が割引券を配っていたりすることがあります。
これらは、売上のための戦略としてフロントエンド商材とバックエンド商材の組み合わせを使っている例です。
【フロントエンド商材とバックエンド商材とは】
〇フロントエンド商材=低収入だが顧客をつかみやすい商材
〇バックエンド商材=高収入だが顧客獲得が大変な商材
高額なサービスを提供する場合は、どうしても消費者側に心理的抵抗があります。
そのような時はフロントエンド商材を提供して顧客に自社のサービスを知ってもらうことが戦略の一つです。
例えば、高級割烹が手ごろなランチを展開しているとします。
これは夜の会食というバックエンド商材のためにフロントエンド商材としてお客様を呼び込むランチを展開するのです。
携帯電話業者が無料で端末を配るのも、長期に安定した通信料が稼げるためにフロントエンド商材として携帯端末を配るのです。
新規開設の飲食店のオープンサービス価格や車のディーラーが無料で試乗をさせてくれるのも、すべて顧客獲得のためのフロントエンド活動です。