借入金の返済期日を延ばしたいと考えているのですが、どうすればいいのでしょうか?
【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
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金融機関や会社の状況にもよりますが、返済延期の交渉は可能です。
事業を開始し、無事に金融機関から融資を受けたとしても、残念ながら返済が難しい状況になることもあるでしょう。
そこで、実務では返済の猶予や減額を金融機関に依頼することがあります。
これを「リ・スケジュール」、略して「リスケ」と呼びます。
本来であれば、融資を受ける際に決めたスケジュールをこちら側の都合で延期依頼することなので、「リスケは非常事態」ということをまず念頭においてください。
とはいっても、好き好んでリスケをするという企業はさすがにないでしょう。
無い袖は振れない状況であれば、金融機関にリスケを依頼することとなります。
借入金のリスケを依頼する際の注意点とは?
まず第一に、リスケを依頼する際には金融機関にもよりますが、「事業計画書」、「資金繰り表」の2つは必須資料となります。
また、過去において融資を受けた際に提出した事業計画書と資金繰り表があれば、なぜリスケをする状況になったのか、きちんと分析して報告できることが必要です。
現状分析をしっかりとできない会社に対してリスケをしてくれるほど金融機関は甘くはありません。
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