別表5(1)付表における種類株式ごとの増資や無償減資がある場合の記載方法についてご教示ください。

今回対象となる会社は、前会計年度までに、普通株式で10,325,000円、A種優先株式で23,039,259円、B種優先株式で58,529,097円を資本金として組み入れ、合計91,893,356円で登記されています。
なお、前年申告時にはこの金額を別表5(1)の付表に記載して提出しております。

当期においては、新たにB種優先株式で42,517,928円、C種優先株式で27,485,745円を資本金に組み入れ、資本金は161,897,029円となりました。
しかし、決算期末直前に61,897,029円の無償減資を行ったため、最終的に決算時点の資本金は100,000,000円となっています。

株主総会議事録には、
「減少する資本金の額:当社の資本金1億6,189万7,029円のうち6,189万7,029円を減少し、減少後は1億円とする。なお、減少額のすべてをその他資本剰余金とし、準備金へ組み入れる金額は0円とする」
と記載されております。

また、登記時に添付している株主名簿には、全株主の氏名・住所・保有する株式種類・株式数が記載されていますが、どの種類株式が減少したのかは明記されていません

そのため、別表5(1)付表において、種類株式ごとの「当期の増減」の「減」の欄や、「差引翌期首現在種類資本金額」を記載することができない状況です。

増資と無償減資を繰り返している場合、別表5(1)の付表には通常どのように記載するのが適切でしょうか。
法律上、種類株式を発行している会社はこの付表の提出が義務づけられているはずですが、実務上、種類株式で増資している会社で実際に提出しているケースにはまだ出会えていません。
周囲の専門家に確認しても、知られていないケースが多く、実態がつかめていないのが現状です。

回答

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