請負契約の納期遅延を理由に契約解除
この書式は、請負契約の納期遅延を理由に契約解除のひな形です。
書式の一部抜粋(本文)
通 知 書
当社は、貴社に対し、令和○年○月○日、東京都○○区○○町○丁目○番○号の「○○ビル」(以下「本件建物」といいます。)の
建築工事を注文しておりました(以下「本件契約」といいます。)
本件契約によれば、本件建物の建築工事の完成時期は、令和○年○月○日とされております。
しかし、貴社は、当社の再三の催告にもかかわらず、令和○年○月○日頃工事を中断したままで、上記仕事完成期日を過ぎても、工事が完成しておりません。
つきましては、本書面到達後○ヵ月以内に、本件建物の工事を完成し、引渡しを完了させて下さい。万が一、上記期限までに工事の完成及び引渡しがない場合には、上記期限の経過をもって本件契約の残工事部分は当然解除されたものと致しますので、予めご承知おき下さい。
また、この工事の遅れによって、本件建物での営業が開始できず、営業開始時期の変更による収入減が生じております。これら貴社の契約不履行による損害を算出の上、後日、損害賠償請求をさせて頂きますので、併せて申し伝えます。
東京都○○区○○町○丁目○番○号
○○株式会社
代表取締役○○○○ 殿
書式内で注意すべきポイント
注1 本通知書は、建物の建築工事を注文したが、納期を過ぎても完成しないときに契約の解除を請求する場合の文例である。
注2 契約日や建物の住所等により契約を特定する。
注3 工事の完成期限と右期限の経過を明示する。
注4 直ちに契約の解除をせず、猶予期間を置く場合には期限を明示する。
注5 契約解除は、残工事部分に限定するべきである。
注6 ・・・・・
注7 ・・・・・
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