学校で起きた人間ピラミッドの事故は誰の責任?



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学校で起きた子供の重傷事故の責任は、誰が取るべきなのでしょうか?

今回は大阪で起きた組体操の人間ピラミッドでの事故をもとに、学校での事故と法律について解説します。

事件はこうして起きた

「体育祭“10段ピラミッド”崩れ6人重軽傷」(2015年10月1日日テレNEWS24)

2015年9月27日、大阪府八尾市の市立中学校で行われた体育祭で、組体操のピラミッドが崩れ、生徒6人が重軽傷を負った。

1年生から3年生の男子生徒157人が10段の人間ピラミッドに挑戦していたところ、ピラミッドが崩壊。
下から6段目の右端にいた1年生の男子生徒が右腕を骨折する重傷、5人が打撲するなどの軽傷。

「練習でも1度も成功したことがなかった」と生徒の1人が証言しており、八尾市教育委員会は「今後検証を行い、対策を検討する」コメントした。


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【組体操での事故は年々増えている】
組体操の歴史は、紀元前2000年のエジプトまでさかのぼるともいわれ、第一次世界大戦の前にドイツから欧米諸国に広まり、日本では明治時代の初期に導入されたとされます。

特に、「人間ピラミッド」は体育祭や運動会の大トリの演目として、成功すれば観客も生徒たちも大いに盛り上がることから、現在では多くの学校で行われているようです。

しかし、統計によると、2012(平成24)年には全国の小・中学校で合わせて約6500件の組体操での事故が起きており、2013(平成25)年にはさらに増えて約8500件もの事故が起きています。

10段の場合、高さは約7メートル、一番下にいる子供1人の背中には約200キロの重さがのしかかることから、近年ではその危険性が指摘され、問題となっています。

【学校での事故は誰の責任か?】

まず通常の場合、学校や保育所の管理下における子供の事故・災害では、学校が加入している日本スポーツ振興センターから災害共済給付金(医療費、障害・死亡見舞金)が支払われます。

「学校(保育所)の管理下」とは、授業中(保育所における保育中を含む)、部活動や課外授業中、休憩時間(始業前、放課後を含む)、通学(通園)中などをいいます。

ところが、

 

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