契約書のひな形、内容証明郵便書式、労務書式、
会社法議事録・通知書のテンプレートが無料

パートから正社員に転換した場合の有給休暇の取扱いはどうする?

優秀なパートタイマーであるAさんを正社員にしたいと考えています。転換させた場合、パートタイマーの時に付与されていた年次有給休暇の取り扱いは、どのようにするべきでしょうか?


【この記事の著者】 定政社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 定政 晃弘
https://myhoumu.jp/roudousoudan/

パートタイマー(パートタイム労働者)とは、パートタイム労働法で「1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者」と定義されています。
簡単に言えば、正社員と比べて1週間の労働日数が少なかったり、1日の労働時間が短ければパートタイマーだということになります。

もちろん、
所定労働日数が少ないパートタイマーであっても年次有給休暇は当然に付与されます。
付与されるための要件は正社員と同様ですが、付与日数は所定労働日数や週所定労働時間によって異なります。
この取扱いを「比例付与」といいます。

では、このような比例付与により年次有給休暇を与えられてきたパートタイマーが、正社員へと雇用形態が変更になった場合、年次有給休暇の取り扱いはどのようになるのでしょうか?

継続して勤務している場合はもちろん、形式的には一旦退職扱いとして、その後正社員として雇用したとしても、既に付与済の年次有給休暇は引き継がれることになります(正社員からパートタイマーになった場合も同様)。

PREVNEXT

関連記事

税務調査における脱税に対する税務署の対応とは?

脱税事件が後を絶ちません。 社長が売上金額の一部を申告しないケースについて、その手口や心理、また税務調査における税務署の対応などについ...

女性に年齢を聞かないと逮捕される!?

動画解説はこちら 夜の街で働いた12歳の少女は、働き者なのか? 悪い子なのか? それとも、親が悪いのか? 働かせた大人が悪いのか? そんな...

どうやって分ける?兄弟間の不動産相続問題

動画解説はこちら 「相続税」と「贈与税」の税制改正が2015(平成27)年1月1日に施行されることから、相続問題への関心が高まっていま...