契約書のひな形、内容証明郵便書式、労務書式、
会社法議事録・通知書のテンプレートが無料

不正会計の手法にはどのようなものがあるのか?

近年、不正会計が話題になっていますが、どのような会計処理が多いのでしょうか。その手法について教えてください。


【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
http://www.eguro-cpa.com/

不正会計の手法は多岐にわたりますが、「売上の前倒し」と「費用の繰延」が事例としてはもっとも多いものです。

不適切会計と不正会計の違いとは?

近年、名門企業といわれている会社でも不正会計の事例が生じています。

企業間の競争が激しくなり、経営者は投資家から業績成果を求められます。
そうしたプレッシャーや経営環境の厳しさから、会計処理を不正に行うことで好業績が演出できてしまう不正会計が後を絶たないようです。

ところで会計上、誤りには2種類あると考えられます。
「誤謬」と「不正」です。

どちらも会計上の誤りですが、意図的であるか否かで異なります。

【誤謬】
 決算書の誤りではあるが、意図的ではない誤り
 例)・会計処理の適用誤り
   ・事実の見落とし、勘違い

【不正】
 経営者、従業員または第三者による意図的な行為に基づく決算書の誤り
 例)・資産の流用
   ・証憑の偽造、改ざん
   ・取引の隠ぺい

実務上、「誤謬」は自社内での点検や、公認会計士(監査法人)監査の過程でわかることが多く、大きな問題とはなりません。

一方、

PREVNEXT

関連記事

自転車のトラブル急増中!ブレーキなし自転車で全国初逮捕

動画解説はこちら 警視庁交通執行課は2013年11月、後輪にブレーキがついていない自転車(ピストバイク)を運転したとして、東京都の男性...

タダより高いものはない!?給料不払いで書類送検?

動画解説はこちら タダで社員に仕事させていた会社の社長が、高い代償を払うはめになってしまったという事件が起きたようです。 「...

税制改正による医療費控除の手続きの簡略化について

平成29年分の確定申告から、医療費控除の手続きが簡略化されるそうですが、具体的な内容について教えてください。 【この記事の監修...