会社が利益を出すには何を、どうしたらいいのでしょうか?
【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
http://www.eguro-cpa.com/
まずは利益を出す式を意識しましょう。
売上-費用=利益
利益は上記の式から生まれます。
次に、この式から利益を出すにはどうするべきか考えてみましょう。
そうすると、とても単純なことがわかります。
1.売上を増やす
2.費用を減らす
この2つのことから利益が生まれるのです。
単純なことですが、意外と多くの経営者が意識できておらず、安易に赤字になるような値引き販売してしまう方もいらっしゃいます。
これを意識していない経営者の中には、売れば売るほど赤字が増えるような価格設定で販売していることもあります。
それではいつまでたっても経営は上向きません。
その一方で、営業部には「売上を上げてこい!」、購買部には「安く購入しろ!」、経理部には「経費を削減しろ!」と怒鳴っていることが多いのです。
しかし、営業部も購買部も経理部も、ただ頑張るだけでは成果が出ません。
例えば、売上の式は以下のように単純です。
売上=単価×数量
これを知って、きちんと理解していれば、「単価を上げる戦略」、「販売数量を上げる戦略」を意識できます。
その上で、サービスラインを増やすのか、既存の顧客への単価を上げるのか、議論できるでしょう。
まずは経営者が、利益を出すためにはいくらで販売し、いくらの費用をかけるべきか、