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敵対的M&Aや望まないM&Aを仕掛けられてしまった場合の防衛手法とは?

敵対的M&Aや、望まないM&Aを仕掛けられてしまった場合の防衛手法には、どのようなものがあるのでしょうか?


【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
http://www.eguro-cpa.com/

ライツプラン(新株予約権発行)や、上場そのものを取りやめる 非公開化 があります。
またM&Aされてしまった場合には ホワイトナイト増配策 が有名です。

一般的に、M&Aは「友好的M&A」と「敵対的M&A」に分けられるといわれます。
前者であれば、お互いが成功のためにM&Aを実行していくことですから問題は少ないでしょう。

しかし、後者であれば、せっかく頑張って育ててきた会社や事業を他社に買収され、好き勝手に経営されてしまう恐れがあります。

そのような場合、敵対的M&Aに対する防衛策としては以下のような手法があります。

ライツプラン

既存の株主に有利な価格で株式を取得できる権利(ライツ)を付与し、買収者が登場した際にはこの権利を行使して、買収者の持ち株比率を下げる

黄金株

重要議案に対して拒否権を持つ特別な種類株式

非公開化

上場しているからこそ買収の脅威にあるため非公開化を選択する

ホワイトナイト

敵対的買収を仕掛けられた際に、友好的な他社に自社の株を救ってもらう(引き取る)

増配

買収を仕掛けられた際に、急きょ増配をすることで自社の株式価値を高め、結果として市場株価が上昇し買収者からの買収を困難にする

パックマン・ディフェンス

敵対的買収を仕掛けられた際に、逆に買収を仕掛けること

防衛策には、さまざまな手法がありますが、なんといっても一番大切なのは
自社の企業価値を常に向上させていくことでしょう。

自社の企業価値が右肩上がりで伸びていれば、既存株主からの支援はもちろん受けやすくなりますし、買収を企てる者もなかなか登場しにくいということになります。
一方で、自社の株価が割安で、ビジネス市場が安定的で、キャッシュリッチで負債も少なければ、買収対象になりやすいといえます。

最大の防衛策としては、MBO(非公開化)をして株式に譲渡制限を付すことです。
ただM&Aが怖いから非公開化する、

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