会社の売上を安定して上げていきたいのですが、どのような方法・戦略がありますか?
【この記事の著者】江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
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自社サービスの中で、「ストック商材」と「フロー商材」を意識してみましょう。
ストック商材は、利益率が低いことが多いですが、安定した売上が上がることから経営の安定につながります。
一方、フロー商材は利益率が高いサービスであることが多いですが、安定した売上が上がるわけではないので、ビジネスの継続性という点では不安定な面があります。
【ストック商材とフロー商材】
毎月の安定した売上高は、どんな経営者でも求めることでしょう。
そのためには自社のサービスのうち、ストック商材となるものとフロー商材となるものを意識することが大切です。
〇「ストック商材」=その顧客を獲得することで今後、継続的に売上が上がるサービス
〇「フロー商材」=売上は上がるが、一回きりの流動的サービス
例えば、不動産事業であれば管理業務の受託を受けることがストック商材による売上です。
一方、不動産販売の取引仲介手数料は、その不動産取引一度だけなのでフロー商材です。
会計事務所や法律事務所であれば、毎月の顧問売上がストック商材による売上であり、臨時のM&Aアドバイス売上などはフロー商材による売上になります。
英会話ビジネスであれば毎月の月謝売上がストック商材による売上であり、イベントなどによる売上がフロー商材による売上です。
前述したように、フロー商材は利益率が高いサービスであることが多い反面、安定した売上が上がるわけではありません。そのため、ビジネスの継続性という点では不安定な面があります。
ストック商材は利益率が低いことが多いのですが、安定した売上が上がることから経営の安定化につながります。
企業は継続することが大事です。継続していくためにも、資金繰りを安定させて収益体質の経営にするストック商材サービスを用意することが望ましいです。
また、ストック商材にはなりにくいサービスを展開していたとしても、