契約書のひな形、内容証明郵便書式、労務書式、
会社法議事録・通知書のテンプレートが無料

高額賠償金発生!自転車事故にどう対応する?


イラスト 102

保険に加入するのは、自動車やバイクの運転者だけではない時代になりました。

2015年に入り、自転車保険の契約をする人が急増しているようです。

そこで今回は、自転車保険と法律について解説します。

問題の核心をチェック

「自転車保険、契約ペース倍増 賠償金の高額化など背景に」(2015年7月13日 朝日新聞デジタル)

「自転車保険、契約ペース倍増 賠償金の高額化など背景に」(2015年7月13日 朝日新聞デジタル)

万が一、自転車を運転して人にケガをさせたときに損害賠償金などが補償される「自転車保険」の契約件数が、前年(2014年)の2倍以上のペースで伸びていることがわかった。

自転車の賠償責任保険は、以前は自動車保険や火災保険の「特約」が主流だったが、損保各社がコンビニで申し込める保険や、スマホなどインターネットから加入できる自転車単独の保険を本格的に売り出したこともあり契約者が急増している。

1億円の保証額で年間保険料が4490円のプランや、最大補償額2億円のプランなどもあり、各社とも事故の相手への賠償だけでなく、自分がケガをしたときの補償や自転車以外の交通事故、日常生活でモノを壊した際の賠償保障などもついているのが特徴だという。

リーガルアイ




【自転車事故による高額賠償金の支払いが増えている背景】
自動車やバイクの運転者が加入する保険には、「自賠責保険」と「任意保険」があります。

自賠責保険は、すべての運転者に加入が義務付けられているため「強制保険」でもありますが、任意保険は言葉の通り運転者が任意で加入するものです。
しかし、自賠責保険だけでは被害者への損害賠償を賄えきれない場合も多いため、任意保険に加入する人が多いのです。

ちなみに、2014年の自動車の任意保険加入率は、対人保険と対物保険ともに73.4%、搭乗者傷害保険は41.7%、車両保険が43.0%というデータがあります。(日本損害保険協会調べ)

一方、自転車には自賠責保険はありません。
そのため、任意保険に加入する必要があったわけですが、以前は自動車保険や火災保険の「特約」として加入するのが主流でした。
ところが、この数年、各損保会社がさまざまなプランを発売し始めたのです。

それはなぜでしょうか?

背景には、

PREVNEXT

関連記事

民事信託の基礎知識。制度の特徴と活用すべきケースを解説

高齢化社会の日本では、認知症により自己の財産を管理できなくなるケースが増えており、その対策として注目されているのが民事信託です。 民事信託は財産管...

客への弁償代を社員の給料から天引きする会社は違法!?

動画解説はこちら お客さんの所有物を破損したために弁償しなければいけなくなった場合、会社が弁償代を従業員の給料から天引きすることは...

上場企業における単独犯による個人的な不正会計事例を解説

上場企業で行なわれた単独犯による個人的な不正会計事例について教えてください。 【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会...