契約書のひな形、内容証明郵便書式、労務書式、
会社法議事録・通知書のテンプレートが無料

棚卸資産(在庫)を使った不正会計②: 循環取引

在庫を循環させる、「循環取引」というものを聞いたことがありますが、どのような仕組みなのでしょうか? なぜ不正会計になるのでしょうか?


【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
http://www.eguro-cpa.com/

不正会計を働く意図は、架空な売上を作ることです。
「循環取引」とは、他の会社と協力して架空な取引を作り上げ、在庫を循環させることです。

循環取引とは?

各売上について、以前は、期末に仲の良い会社に協力してもらい売上を作ることが、よくありました。

例えば、A社が期末(ここでは3月とします)に売上を作ろうとします。
そこで、B社に協力を依頼します。

3月に売った売上を、4月に返品してもらえば期末では売上を作ることができます。
husei03-1

しかし、これでは売上があったものとは認められませんし、特定の取引先に売上と仕入れが短期間で発生しているのは不自然です。

そこで、協力会社を複数用意します。

husei03-2

これは赤字を作るためではなく、売上を作るための架空取引なので、以下のように在庫金額は徐々に増えていきます。

・A社からB社へ、100円のものを150円で売る
・B社は150円で仕入れたので、C社へ200円で売る
・C社は200円で仕入れたので、D社へ250円で売る
・D社は250円で仕入れたので、A社へ300円で売る

しかし、

PREVNEXT

関連記事

節税目的の役員報酬引き上げが税負担増加の要因になるケース

法人が支給する役員報酬は一定の要件を満たせば損金に算入できるため、役員の報酬額を増やすことで法人税を節税できます。 一方で、役員報酬を増やしたこと...

8割以上がブラック企業!?あなたの会社は大丈夫?

動画解説はこちら 近年、労使関係で問題となっているのが、いわゆる「ブラック企業」です。 残業代未払いや違法な時間外労働による健康障害など、さ...

違法な探偵業者を取り締まる法整備を考える

動画解説はこちら 現状の規制が被害防止に役立っていないことや多発するトラブルなど、探偵業のあり方が問題になっているようです。 ここ数年の探偵...