契約書のひな形、内容証明郵便書式、労務書式、
会社法議事録・通知書のテンプレートが無料

M&Aはなぜ行われるのか?メリット・デメリットとは?

最近、M&Aという言葉をよく目にします。なぜM&Aは行われるのか、またメリット・デメリットなどをわかりやすく教えてください。


【この記事の著者】 江黒公認会計士事務所 公認会計士 江黒 崇史
http://www.eguro-cpa.com/

   

M&Aとは「Mergers(合併)&Acquisitions(買収)」の略で、企業買収のことをいいます。
狭義には会社を買収することですが、広義には組織再編全般もM&Aといいます。

M&Aのメリット、デメリットとは?

企業には、継続して成長していくことが求められます。
そのような企業活動の中、自助努力だけではなく他社を買収して成長することが経営戦略のひとつとして行われます。

自社の成長のために他社を買収することをM&Aといいますが、メリット・デメリットもあります。

M&Aを行う側(買い手側)から見たメリット・デメリットをあげると、以下のようになります。

 【メリット】
・M&Aのシナジー効果により事業規模が拡大する
・新分野への進出ができる
・商圏が広がる
・他社が持っているブランドや人材を取得できる

 【デメリット】
・統合がうまくいかず事業規模が縮小することもある
・M&A時の統合コストがかかる
・風土が合わず社員の退社や顧客の離散が生じることもある

近年では、世界的にみてM&Aが積極的に実施されています。
その理由としては以下のことがあげられます。

PREVNEXT

関連記事

当月控除しきれない社員の減給の取扱い方法とは?

企業秩序違反行為を複数回行なった社員に対し、就業規則に基づいた懲戒処分を行ないたいと思います。 ただ、違反行為に対する減給額を積み...

法人税・消費税の税務調査を受けやすい業種・ケースを解説

法人の数は、国税庁の令和元年度分の調査によると約275万件も存在しているため、すべての法人が毎年調査を受けることはありません。 しかし会社を経営し...

無期転換ルールの改正予定について

当社はパートやアルバイトを多数雇用している企業ですが、有期労働契約における「無期転換ルール」の一部見直しが行われると聞きました。 見直しは...