契約書のひな形、内容証明郵便書式、労務書式、
会社法議事録・通知書のテンプレートが無料

通勤における合理的な経路及び方法とは

ある社員から、通勤経路を変更したいという希望が出ました。

本人の希望を認めた場合、通勤手当の額は増額となりますが、通勤時間はほとんど変わりません。

どのような対応をするのが適切でしょうか。

【この記事の著者】 定政社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 定政 晃弘

貴社の就業規則(あるいは給与規程)の中に、通勤手当の支給基準が規定されているかと思います。

ごく一般的な支払基準の一つは以下のとおりです。

「会社が認めた最も合理的かつ経済的な経路および方法で算出した額を支給する」

「ただし、月額〇〇,〇〇〇円を上限とする」

今回ご質問いただいた社員の方が、通勤経路の変更前後でどの程度通勤手当が増え、通勤時間がどの程度変わるのかは分かりませんが、通勤時間が「ほとんど」変わらないにもかかわらず、通勤手当の額は増えてしまうということから、「合理的かつ経済的な経路および方法」とは言えないのではないでしょうか。

社員が申請してきた内容に対し、認めるか認めないかは会社の判断となり、その判断は会社のルールである就業規則等に沿って行う必要がありますから、今回の希望には添えない旨の回答をしていただいて構いません。

それでも通勤事情を本人からヒアリングし、社内で検討した結果、合理的かつ経済的な経路とは言えない場合であっても、認めるケースもあります。

例えば、地方に支店・営業所を多数設けている会社において、ある社員が通勤経路を変更し、バスを新たに利用したいと申し出てきました。

そのまま会社の規程に当てはめると、変更は認められない内容です。

デジタルマーケティング eラーニングサービス
PREVNEXT

関連記事

法人税の更正の請求。対象期間と手続き上の注意点を解説

法人税の過大申告が発覚した場合、更正の請求書を提出することで納め過ぎていた法人税の還付を受けることができます。 更正の請求には期限があるため、期間...

会社が選任する産業医の探し方、選び方とは?

当社は従業員60名ほどの会社です。先日、労働基準監督署の調査を受け、「産業医を選任すること」という内容が記載された是正勧告を受けました。具体的にはどのよ...

有給の消化順序と半日単位有給への変更について(働き方改革関連法案対応)

中小企業の経営者です。年次有給休暇の取得義務化に向け、就業規則の改定を検討しています。 その中で次のような改定は可能でしょうか? ①有給の消...